



唯一無二の味わい、
八雲白折。
八雲白折とは、一体どのようなお茶でしょうか。
全国に熱狂的なファンを持ち、
「このお茶でなければ1日が始まらない」と
お声をいただく一方で、際立った個性ゆえに、
初めての方はその力強い旨みに驚かれることもあります。
まさに、他にはない唯一無二の個性を持つお茶です。
私たちが何より大切にしているのは、
「誰が淹れても、美味しい」こと
「急須で淹れるのは敷居が高い」
「お湯の温度管理が難しそう」・・・
そんなお茶に対する先入観を払い、
いつでも、誰とでも、気軽に楽しんでいただきたい。
お茶をもっと暮らしの真ん中に感じていただきたい。
そんな切実な想いと試行錯誤の歴史から
茶三代一の八雲白折は生まれました。




70年の歳月を一杯に込めて
昭和30年の発売以来、
八雲白折は時代と共に歩んできました。
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1955年(昭和30年)
戦後の復興期、独自の製法で「白折」が誕生
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1970年 初頭
「白折」は「八雲白折」に命名
さらに上質な旨みを求め「玉露白折」、その後「金冠初折」を発売
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1981年(昭和56年)
お客様にお選びいただきやすいよう、
現在の「金印・銀印・赤印」へと商品名を改める -
1994年(平成6年)
極上な香りとコクを追求した最高級「天印」を発売
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1996年(平成8年)
手軽にいただけるティーバッグを発売
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2021年(令和3年)
創業110周年
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2022年(令和4年)
感謝を込めた記念茶「福印」を発売
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2025年(令和7年)
発売70周年
節目の年に、現代のライフスタイルに寄り添う「水出し白折」を発売

選定とブレンド
産地ではなく、味で選ぶ。
季節は八十八夜のころ、全国各地で新茶が芽吹き始めます。
お茶の世界では「産地」が語られることが多いですが、
私たち「茶三代一」のこだわりは、その先にある「加工」と「ブレンド」にあります。

全国から集めた300以上の茶葉との対話。
毎年変わらぬ「いつもの八雲白折の味」をお届けするために、
私たちは全国各地から届く300以上の茶葉と向き合います。
同じ土地の茶葉であっても、気候によって毎年味は変わります。
それぞれの茶葉を全て試飲して茶葉を選定したのち、理想の配合を探求します。
通常の煎茶は収穫後すぐに製品化できますが、八雲白折は皆様のもとへ届くまでに時間をいただきます。
それは、茶葉ひとつひとつの個性を引き出し、ワインのブレンディングのように、
寸分狂わぬ「調和」を見極めるための、妥協なき選定工程があるからです。
黄金比
四つの素材が生む、唯一無二の旨み。
八雲白折の重厚な味わいは、 単一の茶葉では決して作ることができません。
性質の異なる四つの素材を、独自の比率で配合しています。
茎
旨みの源

玉露、かぶせ茶、煎茶の茎を贅沢に。
茎茶特有の爽やかな香りと甘み、
まろやかで濃厚な旨みが決め手です。
葉
香りの柱

爽やかな香りと、
喉を通った後の奥行きのある
滋味を引き出します。
抹茶
彩と深み

一口目のインパクトと、
目にも鮮やかな深い緑色を
演出します。
こけい茶(固形茶)
風味のアクセント
緑茶と「青海苔」の成分と
アミノ酸でつくる加工茶。
実は、青海苔の香りは高級玉露と
同じ成分で玉露のような
上品なコクが生まれます。
これらを、種類ごとに最適な温度で火入れし、寸分狂わぬ「黄金比」でブレンドします。
新茶の出荷が少し遅れるのは、この一手間を愛しているからです。
それぞれの素材を個別に加工・試飲したのち
「天・金・銀・赤」の各グレードの理想の味になるよう、
緻密なバランスでブレンドします。
天印は、深いコクと旨み、際立つ香り、
最高級の素材を使用した深く濃厚な味わいに。
金印は、ふくよかな香りと上品で華やかな味わいに。
銀印は、旨み・香りのバランスを極める。
赤印は、軽やかですっきりとした味わいに。
単一のお茶とは異なる旨みのあるお茶になり
それぞれに個性のあるお茶が出来上がります。
つくり手の誇り
欠点をあぶり出す「100度の試飲」。
出荷の直前、最後に行うのが「試飲(検茶)」です。
本来、お茶は適温(70~80度)で淹れるのが最も美味とされますが、
この試験ではあえて「100度の熱湯」という最も過酷な条件で淹れます。
ここでは社長・工場長・茶師・製造スタッフが揃い
今回仕上げたお茶と前回のお茶を慎重に飲み比べます。
熱湯は、お茶のわずかな欠点も容赦なくあぶり出します。
少しの雑味、香りの揺らぎ。それらを見逃さず、
全ての基準を満たしたお茶だけを袋に詰める。
つくり手として最も神経を研ぎ澄ます
この時間はお客様の立場に立って品質を誓う、
私たちにとってかけがえのない時間です。
この難関をクリアして初めて、八雲白折は完成します。
八雲白折は、忙しい日常にも、
大切な人との語らいにも寄り添います。

至極の湯冷まし
70~80度に湯を冷まし、
ゆっくりと旨みを引き出す。
とろりとした旨みと余韻を楽しむ、
贅沢な一杯。

日常の熱湯淹れ
熱湯で一気に淹れることで、
香ばしさとコクが際立つ。
忙しい日常でも、
しっかり満足できる味わい。
食と相性

和の甘味・おはぎや大福。
あんこの重厚な甘みをお茶の旨みが包み込みます。

山陰の味覚・出雲そばや漬物。
塩味とお茶の旨み、甘じょっぱさが魅力です。

新感覚のペアリング・チーズやナッツ。
旨みと発酵食品は驚くほど相性がいいのです。
History茶三代一ヒストリー
偶然から生まれた奇跡の銘茶。

今から70年前。
山陰地方で初めて、茶葉を「葉」と「茎」に分ける
「電気撰別機」を導入したのが物語の始まりでした。
選別された「葉」は商品に。
一方、取り除かれた「茎」は、古くから飲まれていた「茎茶」として淹れてみました。
すると、思いのほか味が良く、以来、工場内で飲んでいました。
「この茎をもっと美味しくできないか」
誰かのその一言から、さらなる挑戦が始まります。
火入れの加減を微調整し、彩り豊かな抹茶を加え……。
試行錯誤の末に生まれたのが、この「八雲白折」です。
工場の片隅に宿った
「もったいない」という心と、「もっと美味しく」という探求心。
その探求心が、唯一無二の銘茶を誕生させたのです。


おわりに
2025年、八雲白折は発売から70周年という大きな節目を迎えました。
これまでに注がれた一杯は、およそ10億杯。
親子三代でご愛飲してくださるご家族、お茶のみ友達との集い……。
皆様お一人おひとりの日常に、
八雲白折が寄り添わせていただけたことは、
私たちの何よりの誇りです。
お茶は自然の恵みです。
いつもご愛飲いただいている方ほど、
その年ごとの微細な「揺らぎ」を感じられるかもしれません。
それは私たちが、茶葉の生のままの力を
最大限に引き出そうとしている証でもあります。
その揺らぎこそが自然の贈りものであり、その年の
「茶畑の味」「生きたお茶」の良さでもあると考えております。
一杯のお茶から青々とした茶畑、
日本の風景を感じていただければ幸いです。
お茶づくりを取り巻く環境は変わり続けていきますが、
私たちはこれからも試行錯誤を惜しまず
「変わらぬ美味しさ」を探求し続けます。
今日の一杯が、皆様の心穏やかなひとときとなりますように。





